上田綺世完全ガイド|ノルテで昇格できなかった少年が、フェイエノールトで欧州得点王争いへ

日本代表ユニフォーム(背番号9)の上田綺世 ワールドカップ選手
日本代表での上田綺世(撮影: Dsdgfdg, CC0 / パブリックドメイン)

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2025-26シーズンのオランダ・エールディビジ。上田綺世はフェイエノールトの背番号9として、リーグ得点ランキングの上位に立っている。FotMobの集計ではすでに23ゴール——ハリー・ケイン(バイエルン)を上回るペースで、ヨーロッパの主要リーグで日本人選手が得点王争いに加わるという、希少な光景だ。

でも、彼のキャリアは華々しくスタートしたわけではなかった。茨城県水戸市生まれ、中学時代は鹿島アントラーズノルテに通っていた。身長170cm程度で体格が未熟だったため、鹿島ユースに昇格できず、地元の鹿島学園高校に進学した——これが上田綺世の出発点である。

法政大学進学、コパ・アメリカ大学生唯一の招集、退部して鹿島へ前倒し加入、セルクル・ブルージュ、そしてフェイエノールトでクラブ移籍金記録を更新する800万ユーロの男に。

2026年北中米ワールドカップ。27歳の上田綺世は、日本代表の中央フォワード(CF)として、4年前のカタールで叶わなかった「W杯ゴール」を取りに行く。

この記事では、彼の異色の経歴と、フェイエノールトで爆発した今シーズンの背景を、裏取り済みのファクトで整理しておきたい。


  1. 1. 上田綺世 基本プロフィール
  2. 2. 鹿島ノルテで昇格できなかった少年
  3. 3. 鹿島学園高校:選手権で2ゴール、頭角を現す
  4. 4. 法政大学:1年次から主力、ユニバーシアード優勝
    1. 大学2年で日本代表初招集
  5. 5. 鹿島アントラーズ:大学退部と前倒し加入
    1. 2019年7月23日、法大退部の決断
    2. プロデビューと初ゴール
    3. 鹿島時代の主な記録
  6. 6. セルクル・ブルージュ:ASモナコ系列への移籍
    1. 2022年7月1日、ベルギー1部へ
    2. セルクル・ブルージュでの実績
  7. 7. フェイエノールト:800万ユーロのクラブ移籍金記録
    1. 2023年8月3日、移籍金13億円超
    2. ファン・ペルシ監督との出会い
    3. 2025-26シーズン:欧州得点王争い
  8. 8. 日本代表での軌跡
    1. 2019年デビュー、2022年W杯の苦い経験
    2. 2026年に向けて:CFのスタメン候補
  9. 9. 上田綺世のプレースタイル
    1. 「complete striker」と呼ばれる万能型
    2. 「監督のお気に入りになる」ストライカー生存哲学
    3. 弱点と課題
  10. 10. 2026年ワールドカップの注目ポイント
    1. CFのスタメン、ほぼ確定
    2. W杯初ゴールが期待される
    3. ファン・ペルシ仕込みのストライカー像
  11. 11. 上田綺世の試合を見るには?
    1. エールディビジ(フェイエノールト)の試合を見るには
    2. 日本代表の試合を見るには
  12. 12. 上田綺世グッズを手に入れる
  13. 13. まとめ:ノルテで昇格できなかった少年、世界の得点王争いへ
    1. 参考情報源

1. 上田綺世 基本プロフィール

項目内容
本名上田 綺世(うえだ あやせ)
生年月日1998年8月28日
年齢(2026年6月時点)27歳
出身地茨城県水戸市
身長182cm
体重76kg
利き足
ポジションFW(センターフォワード)
現所属クラブフェイエノールト(オランダ・エールディビジ)
背番号9
日本代表2019年6月デビュー(チリ戦)、A代表通算30試合超

2. 鹿島ノルテで昇格できなかった少年

上田綺世は茨城県水戸市の生まれ。少年時代から地元のサッカークラブでプレーし、中学時代に鹿島アントラーズノルテ(鹿島の下部組織)に所属した。

ノルテからは多くの選手が鹿島ユースに昇格していくが、当時の上田は身長170cm程度で体格が未熟だった。結果、ユース昇格はならず——「鹿島育ちのエリート街道」から外れた。

これが上田の人生最初の挫折。だが、彼はそこで諦めなかった。地元の鹿島学園高校に進学し、ゼロから力を積み上げる道を選ぶ。後年、当時の恩師たちが「他のチームなら終わっていたかもしれない」と語る、危うい時期を乗り越えた。


3. 鹿島学園高校:選手権で2ゴール、頭角を現す

鹿島学園高校サッカー部で上田はFWに専念。第95回全国高校サッカー選手権大会(2016-17)に出場し、2ゴールを記録。

このタイミングで急成長期が来た。中学時代170cmだった身長は、高校卒業時には180cm近くまで伸びる。フィジカル面で「鹿島ユース昇格組」と互角に渡り合える存在になっていた。

しかし、上田は鹿島アントラーズには直接行かない選択をする。次のステップは法政大学体育会サッカー部——日本人選手の海外組ルートとしては珍しい「大学組」の道だった。


4. 法政大学:1年次から主力、ユニバーシアード優勝

2017年4月、上田は法政大学に進学。1年次から関東大学リーグで出場機会を獲得する。

そして2年次の2018年、全日本大学サッカー選手権大会優勝にFWとして貢献。大学サッカー界の主役に躍り出る。

大学2年で日本代表初招集

異例だったのは2019年6月。20歳の上田はコパ・アメリカ・ブラジル大会の日本代表メンバーに、大学生として唯一招集された。これは森保ジャパン発足直後の出来事で、上田の頭角が代表レベルにも認識された瞬間である。

そして2019年6月17日、チリ戦で日本代表デビュー。これが彼のサッカー人生の方向を決定づける。


5. 鹿島アントラーズ:大学退部と前倒し加入

2019年7月23日、法大退部の決断

コパ・アメリカで世界レベルを体感した上田は、「2021年からの鹿島加入予定」を前倒しする決断をする。

2019年7月23日、法政大学サッカー部を退部。鹿島アントラーズと正式契約を結んだ。一度は鹿島ユースに昇格できなかった少年が、鹿島の正式なトップチーム選手として戻ってきた——これは茨城のサッカー界にとっても感慨深い出来事だった。

プロデビューと初ゴール

日付試合結果
2019年7月31日浦和レッズ戦(J1)プロデビュー(途中出場)
2019年8月10日横浜F・マリノス戦プロ初ゴール

鹿島時代の主な記録

鹿島アントラーズでの3年半(2019-2022年)で、リーグ戦・カップ戦合わせて38得点を記録。2022年J1月間MVP(2月・3月)を獲得。


6. セルクル・ブルージュ:ASモナコ系列への移籍

2022年7月1日、ベルギー1部へ

2022年7月1日、上田はベルギー1部セルクル・ブルージュKSVへ完全移籍。鹿島とセルクル間のクラブ間合意として発表され、移籍金は約100万ユーロ(約1.4億円)と報じられた。

ここで興味深いのはセルクル・ブルージュのオーナー構造だ。同クラブは2017年5月以降、ASモナコと同じオーナー(ロシア人富豪ドミトリー・リボロブレフ氏)を持つ姉妹クラブの関係にある。契約自体は鹿島↔セルクルの直接合意ながら、現地ベルギー紙は「移籍金は親クラブのモナコを通して支払われた」と報道(Goal.com 日本版が引用)。Win-Winの提携構造の中で実現した移籍だった。

余談だが、上田は鹿島アントラーズからセルクル・ブルージュへの移籍2人目(1人目はDF植田直通)。鹿島⇄セルクルの移籍ルートは既に確立していた。

セルクル・ブルージュでの実績

2022-23シーズン、上田はベルギー1部で22得点を記録。「complete striker(完成された万能型ストライカー)」と現地アシスタントコーチが評価する活躍を見せた。フィニッシュ能力に加え、スピード・敏捷性・ジャンプ力・強さの全てが揃ったストライカー、という評価だ。


7. フェイエノールト:800万ユーロのクラブ移籍金記録

2023年8月3日、移籍金13億円超

2023年8月3日、フェイエノールトが上田綺世を移籍金800万ユーロ(約13億円)で獲得。これは当時のフェイエノールトのクラブ移籍金記録の更新だった(オランダ紙『NL Times』が「Feyenoord break their transfer record to sign Ueda」と報道)。

契約期間は2028年6月30日まで(5年契約)、背番号は9番

ファン・ペルシ監督との出会い

2024年から、フェイエノールトの新監督に元オランダ代表ロビン・ファン・ペルシが就任。ファン・ペルシ自身がアーセナル・マンチェスター・ユナイテッドで活躍した世界的ストライカーであり、彼の指導が上田の得点能力をさらに引き出した。

2025-26シーズン:欧州得点王争い

項目数値
2025-26 リーグ戦ゴール数(FotMob)23ゴール
試合あたりゴール数1ゴール/90分
シュート決定率48.48%(32本オンターゲット/66本中)
Eredivisie 全選手中の順位3位(339人中)

ハリー・ケイン(バイエルン)を上回るペースで、上田は欧州主要リーグの日本人初の得点王獲得が現実的に視野に入っている。


8. 日本代表での軌跡

2019年デビュー、2022年W杯の苦い経験

代表デビューは2019年6月17日のチリ戦(コパ・アメリカ)。だが本格的な主力化は2022年カタールW杯前から。

2022年カタールW杯では、ドイツ戦・コスタリカ戦・スペイン戦の3試合中、コスタリカ戦のみ先発出場、しかも前半45分のみで交代ノーゴールでW杯を終える苦い経験となった。

2026年に向けて:CFのスタメン候補

2026年北中米W杯、上田綺世は日本代表センターフォワード(CF)のスタメン候補として最有力。フェイエノールトでの得点量産が、森保監督の信頼を確固たるものにしている。

久保建英(右ウイング)、三笘薫(左ウイング)、鎌田大地(トップ下)と組む4人の攻撃陣の中で、上田は中央で得点を取る役割を担う。


9. 上田綺世のプレースタイル

「complete striker」と呼ばれる万能型

セルクル・ブルージュのコーチが「complete striker」と評したように、上田はストライカーに必要な要素をバランス良く持つ選手。

要素強み
フィニッシュペナルティエリア内で確実に決める
ヘディング182cmの長身を活かした空中戦
スピード・敏捷性DFを背負った状態からの瞬発力
ジャンプ力身長以上に空中で勝つ
強さ決して大柄ではないが、当たり負けしない

「監督のお気に入りになる」ストライカー生存哲学

Number Web の取材で上田は、「点を取る方法を盗んでいた」「監督のお気に入りになればいい」と語っている。これは「テクニックで魅せるタイプ」ではなく「結果で監督に必要とされる」職人型のストライカーであることを示している。

弱点と課題

  • 代表での得点力:クラブでは点取り屋だが、A代表通算ゴール数は試合数の半分程度
  • 国際舞台での経験:W杯ではゴールがなく、2026年大会で初の本大会ゴールを目指す

10. 2026年ワールドカップの注目ポイント

CFのスタメン、ほぼ確定

森保ジャパンの2026年W杯スタメン、上田綺世はセンターフォワードでほぼ確定。フェイエノールトでの得点量産が決定的な要素になっている。

W杯初ゴールが期待される

2022年カタール大会ではノーゴールに終わった上田。2026年大会での初ゴールは、彼自身にとってもキャリア最大のテーマ。フェイエノールトで磨いた決定力を、世界の舞台で見せる時が来る。

ファン・ペルシ仕込みのストライカー像

ファン・ペルシ監督から学んだ「ボックス内での余裕とポジショニング」は、W杯本戦で必ず効果を発揮する。世界トップレベルのDFとの駆け引きにおいて、彼の「complete striker」スキルが日本代表の得点源になる。


11. 上田綺世の試合を見るには?

エールディビジ(フェイエノールト)の試合を見るには

フェイエノールトの試合は日本国内で複数のサービスで視聴可能:

サービス月額特徴
DAZN4,200円エールディビジ・W杯予選
WOWOW2,530円UEFAチャンピオンズリーグ(フェイエノールト出場時)
ABEMA月額無料(プレミアム960円)一部試合無料配信
WOWOW

日本代表の試合を見るには

  • DAZN:W杯予選・親善試合の多くを独占配信
  • 地上波:W杯本戦は地上波で全試合放送

12. 上田綺世グッズを手に入れる

フェイエノールトの上田綺世レプリカユニフォーム、日本代表ユニフォームは、楽天市場・Amazon で購入可能:

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13. まとめ:ノルテで昇格できなかった少年、世界の得点王争いへ

上田綺世の物語は、「鹿島ユースに昇格できなかった13歳の少年」から始まる。中学時代170cmで体格が未熟だった彼は、エリート街道から外れた。

そこから鹿島学園高校、法政大学、コパ・アメリカ大学生招集、退部しての鹿島入り、セルクル・ブルージュ、そしてフェイエノールトでのクラブ移籍金記録更新——どの段階でも、上田は「結果で証明する」スタイルを貫いてきた。

2026年北中米ワールドカップ、27歳の上田綺世がピッチに立つ時、彼が背負うのは「W杯初ゴール」という個人的なテーマと、「日本代表の中央でゴールを取る」チームの期待。

ノルテで挫折した少年が、世界の主要リーグで得点王争いを戦う——日本サッカーの「遅咲きの可能性」を、彼の左足と頭が証明している。


参考情報源

  • フェイエノールト公式サイト:https://www.feyenoord.com/
  • 日本サッカー協会:https://www.jfa.jp/
  • 鹿島アントラーズ:https://www.antlers.co.jp/
  • Number Web 上田綺世特集
  • NL Times(オランダ)
  • FotMob、Sofascore、Transfermarkt
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